私の名前は君枝２９歳、派遣社員として大手会社のOLをしている主婦です。
独身時代は料理さえまともに作った事が無かった私は、結婚してから２年間は慣れない家事に専念する為に仕事を辞め、主婦業に専念をしてきたのですが、ようやく家事にも慣れてきたので、派遣社員として社会復帰をする事にしました。
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いくつかの派遣会社に登録をして、仕事の紹介を待ちました、そのうちの一つの派遣会社から大手会社のOLの仕事を紹介されました、給与、就業時間ともに私の希望を大きく満たしていたので喜んでお受けしました。
初出社の当日、久しぶりの仕事なのでかなり緊張をして、これまた久しぶりにスーツを着て家を出ました。
出社、初日だった事もあり派遣会社の営業さんも同行して、派遣先での私の上司に挨拶をしました、ですが、紹介されてビックリでした、なんとその上司は私の高校時代の彼氏だった、上島くんだったからです。
派遣会社の営業さん、そっちのけで話が盛り上がってしまい、少し可哀想な事をしました、その日の午前中は軽く仕事の流れを上島くんに教わり、お昼はランチに誘われたので、お言葉に甘えました。
上島くんは仕事を頑張っているようで、３０前にして課長に昇進をしていました、既に私を含め何人かの部下に指示を出す立場でした、ただ彼は仕事が忙しかったせいか結婚はまだのようでした。
その日、家に帰ると旦那が初出社の事を気にしてくれていて色々と話しかけてくれたのですが、上島くんの事は話せませんでした・・・・・。
２ヶ月くらいたったある日、上島くんを中心に結構大きめのプロジェクトが計画されました、彼も非常に意気込んで今まで以上に仕事に情熱をむけているのがはた目からも解りました、高校時代には彼はバスケットボール部のレギュラーで試合前は今と同じように一生懸命練習に打ち込んでいました、昔から変わらないんだな～と彼の仕事ぶりに見とれてしまっていました。
プロジェクトの話が出て２日目、同じ課の女の子が一人、肺炎にかかってしまって少し欠勤する事になりました、直ぐに即戦力になる人員を補充できる事が難しく、困っている彼を少しでも助けたい一心でその日から遅くまで残業を彼とともにする日が何日か続きました。
ちょうど、旦那が会社の慰安旅行で家を２日ほど空ける時があったのですが、その日、上島くんから仕事が終わるとご飯に誘われました、今まで何度もランチは食べに行っていたのですが、夜は初めての事でした、それに既に夜の１０時半を回っていたので、少し迷いましたが夫も今日は家には帰らないので、また残業で遅くなる事だけ夫にメールを入れて、上島くんとご飯に行く事にしました。
上島くんは有名なホテルのイタリアンのレストランに私を連れていってくれました、高校時代はファーストフードやせいぜいファミレスが関の山だったのですが、お互い大人になったて事なんでしょうね、食事が終わり店を出たのが１２時前でした、「これからどうする？」て私が彼に聞くと
「ごめん、もうこんな時間だし、タクシーで送るよ、ご主人も心配してるだろ？」
「ふふっ、うちの人、昨日から２日間会社の慰安旅行で居ないのよ、言ってなかっｌたけ？」
「えっ！？そうなの？聞いてなかったな、じゃあ、まだ大丈夫なんだ？」
彼の目線が一瞬、仕事仲間を見る目から、昔の彼女だった頃の私を見る目に変わったような気がした、もうこの頃には私は彼とは今晩、久しぶりに深い関係になりそうな予感がしていたし、私自身強くそれを望んでいた、旦那には悪いと思う気持ちはあったんだけど・・・・・
私の初めての不倫・・・・・・その相手が上島くんだったら・・・・・・・いいな・・・・・・そんな事をもう何日も前から考えていたんです、これが最初で最後だから旦那には悪いと思うんだけど、それに都合良く会社の慰安旅行で旦那がいないなんて・・・・・・もう自分の気持ちを止める事が出来ませんでした。
ホテルのレストランを出て、３０分後には自然と、まるで恋人同士のようにラブホテルの中にいました。
私は部屋に入るなり彼にしがみつき、「き・・君枝・・・・・や・・・・やっぱり・・・・・・・こんな事・・・・・・」言いかけた彼の唇を私の唇で塞ぎました、舌を彼の口に入れると彼も舌を絡め返して来てくれました。
長い間、彼の唇の感触を味わっていました、彼と別れてからたぶん私は、何人もの人とキスをして、随分と上手くなったと思います、あの頃は私も高校生でうぶでしたからね。（笑）
昔からそうだったんですが、彼は結構、男女の事に奥手な方でした、当時も私がリードして全てが私主導だったんですが、今回も積極的すぎる私に彼は少し戸惑い気味でした、昔もそうだったのですが、この仕事の時のバリバリ出来る彼（当時は部活動）と、今の頃、少しうぶな所のギャップが溜まらなく好きなんです。